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1月26日放送分「さよならゲーム」by たつみコータロー

★さよならゲーム (1月26日)

収録のために準備した、たつみコータローのメモをブログでお読みいただくことができます。
放送内容(音声)は番組サイトでをお聞きください。タッチミーコータロー

★今週は「さよならゲーム」です。

みなさん、おはようございます。さて、今日はスポーツ映画の秀作を紹介したいと思います。アメリカはご存じスポーツ大国ですけれど、特にアメリカンフットボール、バスケットボール、そして野球ですよね。数々の野球映画が作られていますけれど、僕が一番好きな野球映画といえば、1988年公開の「さよならゲーム」です。
主演はケビンコスナー。男前なアメリカ人ですよね。でちょっと癒し系。彼は野球映画をいくつか出演していて好きなんですよね。この翌年には大ヒットしたフィールド オブ ドリームスがありますけれども、僕は、この「さよならゲーム」の方が好きなんですよ。

この映画、あるマイナーリーグチームでの話なんですね。3Aのチームのベテランキャッチャーとして活躍しているケビンコスナー演じるクラッシュ。そして、そんなチームに少しすっとぼけているけれど、若くて150キロの速球を投げる才能あふれたヌークがやってくるんですね。これは若きティム・ロビンスが演じています。そして、チームのご意見番で野球をこよなく愛する英語教師のアニーとの三角関係がストーリーの柱です。

さて、主要な登場人物はこの3人なんですが、ケビンコスナーの完全にハマり役ですね。マイナーリーグの選手だけれども地域では名が通っているベテラン。でもメジャーに行くには、歳が少しいっている。その事をちゃんと自分でも分かっていて引き際を探している少し哀愁漂う役ですね。こんな役やらせたら天下一品ですね。若きヌークの溢れんばかりの才能に少し嫉妬もしながら、彼なりの愛情で育てていくんですね。
そして、このヒロインのアニーがここに絡んできます。このアニーはスーザン・サランドンが演じています。大人の女性の魅力がたっぷりで、有望なプレイヤーを彼女の魅力で落としていくんです。付き合った選手は必ず成功すると自負している女性でもあるんですね。当然ヌークに目をつけるわけですが、クラッシュの男くささにも惹かれるという設定ですね。

いやー彼女が本当にいいんです。卓越した南部訛りの英語アクセントで語らせたら右に出る者がないですね。僕はテネシーに2年間いましたので、南部アクセントは多少は慣れましたけれど、初めはなかなか分かりづらかったですね。子音と母音の切れ目がはっきりしなくて、母音が延びたり鼻にかかったような言葉ですね。音楽のように流れるサウンドになるのが南部アクセント特徴なんですよね。これが作品の持つ哀愁をさらに深めています。

また、この映画いくつもの名言が生まれているんですね。その一つがアニーが冒頭で言う「色んな宗教を試してみたけれど、魂を満たしてくれるのは野球教だけだったわ」とかですね、「カトリックで使われるロザリオの数珠もボールの縫い目も108。ジーザスも粋なことするわね。捨てたもんじゃないわね」こんな感じでところどころ、野球を人生にたとえたりする哲学が出てくるんですね。

それに対してケビンコスナーも負けていないんですね。もって生まれた才能を生かし切れていない新人のヌークに対してこう言うんですね。「2割5分と3割バッターの違いを知ってるか。500打席のうち25本のヒットの差だ。シーズンは6か月で25週だ。つまり1週間にたった一本のヒットの上乗せで、ヤンキースタジアムでプレーできるかが決まるんだ」1流と2流の違いは紙一重だと、バシッと言うんですね。

クラッシュの教育のお蔭か、それともアニーのマジックか、ヌークは大リーグに昇格します。クラッシュの受け売りでインタヴューに応えます。
This is a very simple game. You throw the ball, you catch the ball, you hit the ball. Sometimes you win, sometimes you lose, sometimes it rains."
Think about that for a while.
野球ってのは投げて、取って、打って、時には勝って、時には負ける。そして時には雨が降る。そんなもんだよ。なかなか恰好いいですよね。

この「さよならゲーム」はアメリカ映画協会でスポーツ映画のトップ10の中に選ばれるほど評価の高い映画です。
ぜひ・・・野球映画をちょっと文学的な雰囲気で楽しめる映画です。
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1月19放送分「12人の怒れる男」by たつみコータロー

★12人の怒れる男 (1月19日)

収録のために準備した、たつみコータローのメモをブログでお読みいただくことができます。
放送内容(音声)は番組サイトでをお聞きください。タッチミーコータロー

★今週は「12人の怒れる男」です。

おはよう御座います。
今日はファンも多く長年好評価を得ている、法廷映画の金字塔「12人の怒れる男」英語名は12 angry Men 1957年製作の映画です。監督は巨匠シドニー・ルメット。ベルリン映画祭で大勝の金熊賞を受賞もしている作品。シドニー・ルメットはアカデミー賞に合計4度もノミネートされている社会派映画を作る監督です。

ストーリーは、ニューヨークのスラム街で、実の父親を殺した容疑で逮捕された17歳の少年を巡って、たまたま12人の陪審員として選ばれた男性たちが陪審員室に有罪か無罪かを最終決定するために集まります。すでに法定での証人尋問は済んでいて、凶器は少年が購入したナイフ。目撃者はアパートの下の階に住む老人と、線路を挟んだ所に住む女性、この二人。動機はいつも父親に殴られている少年が、事件のあった日も殴られ、逆上して殺した、ということですね。

一見少年を有罪だと思われる証拠はすべてそろっているように見えるんですね。陪審員制度は多数決で決めるのではなくて全会一致が原則なんですね。陪審員たちは、有罪で決まっているんだから、とっとと結論出して、みんな忙しいんだから帰ろうよと。陪審員の12人中11人までもが、簡単に少年を有罪だと結論づけるんです。たった一人だけちょっと待ってよと。本当に少年を死刑にしていいのだろうか。もうちょっと議論すべきじゃないのだろうか。提案をするんです。これが映画の冒頭です。

この有罪に唯一異論を呈した陪審員を演じたのが名優ヘンリー・フォンダです。この映画では知的で冷静な陪審員ナンバー8を演じています。
彼は少年を有罪とは言えない合理的な疑いがあるというんですね。合理的な疑いの事を英語でreasonable doubtと言っていますが、つまり疑わしきは罰せずが大原則だけれども、この事件には証拠や証言にその疑わしいことがあるよ、と言い出すんですね。

例えば、事件現場の下の階に住む老人が「殺してやる」という言葉と、人が倒れる音、そして駆け下りてくる少年を見たと証言しているんです。だけど線路沿いは列車が通過中でものすごい騒音に包まれているはずなんですね。その騒音の中、「殺してやる」という声と、人が倒れる音を果たして聞くことはできたかのかどうか。また、その15秒後に階段を下りる少年を見たとのことですが、足の不自由なこの老人が寝室からドアにたどり着くまでには41秒かかることが分かったんですね。どんどん証言の信ぴょう性を崩していくんです。そして始め一人だけだった無罪の主張が一人、二人と増えていくんですね。

また、線路を隔てた向いのアパートに住む女性の証言。ベッドの上から少年が父親を殺すのを見たと言うんですね。でも法廷で掛けていなかったメガネを彼女は普段しているだろうということが、鼻の付け根にあるメガネの跡からわかるんです。つまり彼女は視力が悪い。ベッドに横になっている時にメガネをかける人はいないわけで、彼女の証言にも疑問が残ると。

その他、一つ一つ陪審員ナンバー8が証拠や証言への疑問を呈していくんですね。中には差別的な人もいて、スラム出身の少年のことなんか信じられるか!と息巻いたんですけど、
「同じスラム街出身の女性の証言は信じるのか」と言われてぐうの根も出なくなったり、英語もろくにしゃべれないやつだよという意味で、He don’t even speak good English.と言って He doesn’tだとよ、言われたり、ちょっと笑えるところもあるんですね。

そして最終的には全員が無罪だという結論に達するわけですが、誰が真犯人かは最後まで分からないんですね。それを問う映画ではないんですね。疑わしきは罰せず。そして、人間の偏見が真実を見る目を曇らせるといくことと、裁判制度そのものの危うさも描いているんですね。

全編96分間、99%がこの陪審員の部屋だけの撮影です。お金かけなくても、これだけの素晴らしい脚本があれば、むちゃくちゃ面白くなるんですね。法廷もののクラシック、怒れる12人の男。ぜひチェックしてくださいね。

1月5日、12日放送分「露のききょうさんインタビュー」by たつみコータロー

★露のききょうさんインタビュー(1月5日&12日)

収録のために準備した、たつみコータローのメモをブログでお読みいただくことができます。
放送内容(音声)は番組サイトでをお聞きください。タッチミーコータロー

★新春のゲストは「露のききょうさん」です。

ききょうさんが助演女優賞を受賞された短編映画「Holiday」の視聴は下記をクリック!
短編映画「Holiday」

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12月29放送分「フードインク」by たつみコータロー

★フードインク (12月29日)

収録のために準備した、たつみコータローのメモをブログでお読みいただくことができます。
放送内容(音声)は番組サイトでをお聞きください。タッチミーコータロー

★今週は「フードインク」です。

これから、おせちがおいしい季節ですが、今日ご紹介するのはフードインクです。私たちが普段口にする食物が、どのように作られ、どのように運ばれ、そしてそれが誰によって作られているのかを取り上げた作品です。食の社会見学とも銘打ってますよね。この作品のコピーが、「日本でアメリカで、みんなが食べている美味しい食べ物には、あぶない秘密があった」

この映画のタイトル「フードインク」food inc つまり「食品株式会社」ですね。
僕たちは消費者が、スーパーで購入する肉や加工食品には、まず生産者がいると考えますよね。確かにそうなんだけど、その生産者を束ねているのが、巨大企業でアメリカの場合、市場の牛肉の8割がたった4社の企業の製品なんですね。豚や鳥肉でも同様ですね。

ですから徹底して安さや効率を重視して、もう酪農や農場でなくて、工場のような生産が行われてですね、牛の肥料にしても草の代わりにトウモロコシを食べさせているんですね。そっちの方が安いから。でもそれで突然変異が起こって0-157という菌を作ってしまったわけですね。そういえばBSEも牛に牛の肉骨粉を食べさせたところから始まりました。

鳥、ブロイラーはどうか。ヒナも従来の2倍の速さで成長して、そして2倍の大きさになるように育てられんですね。狭いところに閉じ込められて、ほとんど動けない。動いても体が重すぎて足の骨をおってしまうニワトリもあるっていうんですね。

いやー最近、僕も気になっていたんですよ。ブラジル産の鶏肉。コーヒー豆じゃないですからね。さすがにこのニワトリも地球の裏側にまで運ばれることは想像していないでしょうけど。だってそれだけの輸送費をかけてもまだ安いってことですよね。まあ、船で運んで来るんでしょうけど、正直品質管理、心配です。

安いには訳があるし、高いにも訳がある。こんな当たり前のことを僕たちは見落としているのではないでしょうかね。

今、アメリカのスーパーで販売されている加工食品の7割には遺伝子組み換え素材が使われていると告発もしているんですね。知らず知らずのうちにそこまで行ってしまっているんですね。

この映画はファーストフード業界にも突っ込みを入れています。そういう食文化の頂点に位置しているわけですよね。アメリカ人はハンバーガーばっかり食べるから太るんだという人がいますよね。それはそうなんですけれど、それは安いからでもあるんですね。野菜を買って食べるよりも、ハンバーガーの方が安い。カロリーをとれるってことでもあるんですよね。だから肥満と貧困は密接に関係してますよね。貧困ビジネスとも言えるかもしれない。出演者が言うんです「健康になるために薬を買うか、それとも健康になるために野菜を買うか」どんな2択ですか。

いやーこれはアメリカの話でね。日本はどうかですよね。でも考えてみたら食料自給率は39%ですから。ゆうに半分以上は海外での素材に頼っているわけですよね。もう大分危険かも知れないですね。

地産地消が大事ですよね。地域がダメなら、せめて日本の中でって思いますよ。
日本で認められている食品添加物は800種類あると言われていますけど、アメリカは3000種類ですよね。今、そういうのを向こうに合わそうっていう動きがありますけど、これは、どっちがいいのかよく考えた方がようさそうですよね。

消費者の態度にも警鐘をならしています。
結局企業は、消費者が求めるものを提供しているんですね。
だから、私たちがちゃんと作られたものを選んでいくということが大事かもしれません。
プロフィール

タッチミーコータロー 【 たつみコータロー 】

Author:タッチミーコータロー 【 たつみコータロー 】
ラジオシネマ【Touch me! コータロー】の番組ブログです。シネマナビゲーターの たつみコータロー がお届けします。(更新はスタッフが行なっています。)
OBC ラジオ大阪【1314kHz】
毎週 土曜日 6:35~6:45 放送(radiko.jp でも聞けます。ラジコで検索。)
番組サイトは http://kotaro.asia

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